FAでのWebSocket技術活用における双方向通信の実現

弊社では様々なFA(Factory Automation)に関わるアプリケーション開発を行なっておりますが、様々な分野の開発を行なっている弊社ならではの開発事例をご紹介させていただきます。

そのほかのFA関連記事はこちらから

開発概要

クライアント様よりご依頼をいただき、「WebSocket技術を活用した自動検査システム導入を考えているが開発は可能か?」というご依頼を承りました。
弊社ではFA関連の開発とともにWeb関連のアプリケーションも多く開発しており、WebSocketに関しても対応可能であったため、クライアントの要望にあったシステム構築を対応させていただきました。

FAでのWebSocketの活用

弊社では、様々なアプリケーション開発を行なっているため、FAのシステムのみを作成している業者にはない強みがございます。

コンピュータネットワーク用の通信規格の一つに、WebSocketという技術があり、この技術は双方向通信を実現することのできる技術となります。

WebSocket技術とは?
アプリケーション上ではサーバサイドとクライアント間のデータのやり取りが頻繁に発生することが多いが、従来の方式はあくまでブラウザ側からサーバにデータの送信要求を出すことしかできず、サーバ側からデータをプッシュ配信することが難しかった。
WebSocketでは、サーバとクライアントが一度通信を行った後は、必要な通信を全てそのコネクション上で常時専用のプロトコルを用いて行うことが可能。新たなコネクションを張ることがなくなる・HTTPコネクションとは異なる軽量プロトコルを使うなどの理由により通信ロスが減る、一つのコネクションで全てのデータ送受信が行えるため同一サーバに接続する他のアプリケーションへの影響が少ないなどのメリットがある。
WebSocket技術の詳しい内容はこちらから

ファクトリーオートメーションとwebsocket通信のスキーム図

WebSocketを活用することで、チャットなどの膨大なデータをそれぞれが発信、受信を相互に高速に行うことが可能となります。

この技術を活用し、製造ラインとの相互通信を行うことで、上位PCからの「検証指示」→ラインでの「検証作業」→「フィードバック」の一連の流れを高速に処理することが可能となりました。

これらの処理を行うことで、今まで多くの工数を利用した上で人的なミスも発生しえる検査・検証作業を全て自動化した上でデータのフィードバックも行い、今後の製造計画及びその改修などにも活かすことが可能です。

FAでのWebSocketの今後の展開

ファクトリーオートメーションシステムの高度化により、検査検証作業のみならず、作業効率化、生産性向上に関わる機器が多く開発されてきております。
それに応じてそのロボットやPLCとの連動、検証機器間での通信量は膨大にならざる終えず、これまでの一方からの通信では対応できない環境になってきております。

前述させていただいたWebSocket通信を筆頭に、FAでの相互通信技術の活用はこれまで以上に必要になってくると弊社では考えております。

今回の事例では検査・検証での活用でしたが、それ以外でも双方向通信を活用し、品質管理や生産性向上など様々な用途で活用いただけると考えております。

WebSocket通信を中心とした、相互通信技術にお困りの方、ご興味がある方がいらっしゃいましたら、お問い合わせください。