インバウンド観光向けの多言語チケットプラットフォームを、
要件整理から設計・開発・運用設計まで一貫して構築しました。
観光・体験チケットを多言語で紹介・購入できる仕組みを実現し、
ユーザー体験と日々の運用効率の双方を両立するプラットフォームとして提供しています。

インバウンド需要の拡大に伴い、多国籍のユーザーが利用する
多言語チケットプラットフォームを整備する必要がありました。
大量アクセスが想定されるため、高速かつ安定した表示性能に加え、
行政領域に求められる高いセキュリティ基準を満たすことが必須となります。
さらに、毎日更新される観光情報を分かりやすく届けるため、
直感的に操作できるUIと、多言語閲覧時でも迷わない情報構造が求められていました。

1. 大量アクセスを想定した“高速表示”の実現

観光シーズンには 月間100万PV超 が見込まれていたため、
ページ表示の速さ・安定性は最重要ポイントでした。

・キャッシュ戦略の最適化
・CDNを活用した静的配信
・サーバー負荷を抑える独自設計

などにより、高負荷時でも安定した高速表示を実現。
ユーザーが「言語切り替え」や「検索」を行う場面でも
ストレスのない操作体験を提供しました。

2.高いセキュリティ基準を満たすインフラ設計

公的性質を持つプラットフォームであり、セキュリティ要件は極めて高水準でした。
クラウド上での設計方針を見直し、

・常時監視体制
・不正アクセス検知
・セキュリティリスクの自動分析

などを組み合わせ、高いセキュリティスコアを維持。
「安心して運用できる基盤の構築」というクライアントの最重要要件をクリアしています。

3.毎日更新される膨大なチケット情報に対応するCMS構築

観光情報は日々変化するため、運用担当者がノーコードで更新できる管理画面を構築。

・複雑な多言語ページを一括管理
・誤訳チェックやプレビュー機能
・カテゴリ・タグ管理での効率的運用

これにより、クライアント側で運用コストを大幅に削減、
リリース後も運用効率が高い状態を維持できています。

Rightsでは、案件ごとに固有の課題を深く理解し、
“最適なユーザー体験” と “運用し続けられる仕組み” の両立を重視して開発を行っています。

今回のプロジェクトでは、多言語・大量アクセス・高いセキュリティ要件という複雑な条件下でも、クライアントと伴走しながら理想の形へと磨き上げるプロセスを実現しました。

今後も、「長く使われ続けるシステム」をつくるために、挑戦と改善を積み重ねてまいります。

開発のご依頼、ご相談はこちらよりご連絡ください。