学校ZEB設計・運用支援ツールの開発
弊社ではNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)に関わるシステム構築も担当させていただいております。
NEDO採択の学校ZEB設計の概要
ZEB(ゼブ:ゼロ・エネルギー・ビル)とは、建物の運用のエネルギー消費量を、省エネや再生可能エネルギーの利用を活用して削減し、限りなくゼロに近づけていくという考え方です。
弊社で開発を行なっておりますIoTセンサー可視化システムを採用いただき、本プロジェクトに参画させていただいております。
3カ年をかけて開発を行なっていく中長期的かつ先進的な取り組みであるため、弊社では専門のプロジェクトチームを発足し、開発およびご提案を積極的に行っております。
NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)とは?
日本最大級の公的研究開発マネジメント機関として、経済産業行政の一翼を担い、「エネルギー・地球環境問題の解決」および「産業技術力の強化」の二つのミッションに取り組む国立研究開発法人です。
■ エネルギー・地球環境問題の解決
新エネルギーおよび省エネルギー技術の開発と実証試験等を積極的に展開し、新エネルギーの利用拡大とさらなる省エネルギーを推進します。さらに、国内事業で得られた知見を基に、海外における技術の実証等を推進し、エネルギーの安定供給と地球環境問題の解決に貢献します。
■ 産業技術力の強化
産業技術力の強化を目指し、将来の産業において核となる技術シーズの発掘、産業競争力の基盤となるような中長期的プロジェクトおよび実用化開発における各段階の技術開発を、産官学の英知を結集して高度なマネジメント能力を発揮しつつ実施することにより、新技術の市場化を図ります。
学校ZEB設計・運用支援ツールの詳細
学校ZEBを実現するためのツールとして、以下のツールを開発を対応しております。
1.学校ZEB設計支援トータルツールの開発
設計時に採用を検討する省エネ手法を設定し、ゼロエネルギーの実現性と省エネ手法別の費用対効果を算出するツールを開発
2.学校ZEB運用支援トータルツールの開発
運用時に、各種センサーを教室内に設置し、室内の温熱・空気環境の分布を予測し、空調設備や照明設備の制御を行うツールを開発
今後の展開
中長期的なプロジェクトであるため、設計や仕様などの変更はあると想定しておりますが、柔軟に開発を進めていく予定となっております。
また弊社が得意とするWebSocket通信の技術も活かし、双方向で大量のデータをやりとりできる仕組みも導入していく予定です。
弊社のWebSocket通信関連技術に関してはこちらの記事を参照ください。
国内外のエネルギー問題に寄与できるよう尽力してまいります。