アプリケーション開発のこだわり(IoT関連サーバ編)
弊社では、これまで多くのIoT関連サービスをクライアントの要望に合わせて構築してまいりました。
IoT関連サービスは、センサー等の情報収集機器からのデータが膨大になるため、Gatewayやサーバ構成、ユーザーの利用環境までを厳密検討し構築していかなければなりません。
今回の記事では、これまで弊社で培ってきたIoT関連サービスのサーバ構成などを中心に記載させていただきます。
IoTセンサーからAPI Gatewayに関して
センサーにはクラウドへ接続できる機能が付いているものは少ないため、基本的にはiPhone等のスマートフォンをGatewayとしてセンシングデータを活用いたします。
各種センサーからBLE(Bluetooth Low Energy)を通じてデータをスマートフォンに格納した上で、クラウドにセンシングデータをアップロードする構成です。
活用サービスについて
サーバはAWS(Aamazon Web Service)を採用しております。
AWSにはIoTを意識したサービスも多く用意されており、非常に扱いやすくなっているためです。
構築するサービスにより構成を変更することもございますが、よく活用しているサービスを記載いたします。
AWS IoT
AWS IoTによって、さまざまなデバイスを AWS の各種 Services や他のデバイスに接続し、データと通信を保護し、デバイスデータに対する処理やアクションを実行することが可能になります。アプリケーションからは、デバイスがオフラインの状態でもデバイスとのやり取りが可能です。
Amazon RDS(Amazon Relational Database Service)
クラウド内でリレーショナルデータベースを簡単に設定、運用、およびスケールできます。このサービスは、手間のかかるデータベースの管理タスクをお客様の代わりに行いながら、コスト効率がよく、サイズ変更が可能な容量を提供します。これによってお客様は自身のアプリケーション開発やビジネスに集中できます。Amazon RDS では、Amazon、Aurora、PostgreSQL、MySQL、MariaDB、Oracle、および Microsoft SQL Server の 6 つの人気データベースエンジンからお選びいただけます。
Amazon SNS
Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) は、高速かつ柔軟な完全マネージド型のプッシュ通知サービスです。このサービスを使用すると、個々のメッセージを送信したり、多数の受信者にメッセージをファンアウトしたりできます。Amazon SNS により、簡単かつコスト効率の高い方法で、モバイルデバイスユーザーおよびメール受信者にプッシュ通知を送信したり、他の分散サービスにメッセージを送信したりできます。
IoT関連サーバの今後の開発
これまでもいくつかのシステム構築を行ってまいりましたが、今後もAWS及び他ツールの最新情報をキャッチアップし、新たなサービスが登場すれば自社で実験を行なった上で活用していきたいと考えております。
またAWS内の細かい構成に関しては別の記事にて改めてご紹介させていただきます。